このたび、令和8年6月21日に開催された理事会において、引き続き宮崎県介護支援専門員協会の事務局長を拝命いたしました。
事務局長を務めさせていただき、今年で15年目を迎えます。この間、介護保険制度を取り巻く環境は大きく変化し、介護支援専門員に求められる役割も年々大きくなっています。一方で、人材不足や業務負担の増大、制度改正への対応、地域包括ケアシステムの深化など、私たちの前には数多くの課題が山積しています。
しかし、課題が多いということは、それだけ介護支援専門員という専門職が地域から期待されている証でもあります。利用者一人ひとりの人生に寄り添い、多職種をつなぎ、地域資源を活用しながら、その人らしい暮らしを支える。介護支援専門員は、制度を運用するだけの職種ではなく、「地域を支える専門職」であると私は考えています。
だからこそ、協会としては目の前の課題を一つひとつ丁寧に整理し、着実に解決へ向けて取り組んでいかなければなりません。制度上の課題、現場の課題、人材育成の課題など、簡単に解決できるものばかりではありませんが、会員の皆様と知恵を出し合いながら、一歩ずつ前へ進めていきたいと考えています。
また、私は「介護支援専門員の魅力を言語化すること」も、これからの協会の重要な役割だと考えています。介護支援専門員は、利用者や家族の人生に深く関わり、生活を支える非常にやりがいのある専門職です。しかし、その価値や魅力、専門性が社会に十分伝わっているとは言えません。私たち自身が専門職としての価値を言葉にし、社会へ発信し、次の世代に伝えていくことが、人材確保や職業の魅力向上にもつながると信じています。
地域に目を向ければ、人口減少や高齢化、担い手不足、地域資源の減少など、市町村が抱える課題もますます複雑化しています。このような状況だからこそ、「これまでどおり」「他と同じように」という横並びの発想だけでは、地域の課題を解決することは難しくなっています。それぞれの地域特性を踏まえ、柔軟な発想と実践力を持って行動していくことが求められています。
そのためにも、協会は会員のためだけの組織ではなく、市町村や関係機関から信頼される組織でありたいと考えています。保険者である行政と日頃から膝を突き合わせて率直に議論し、地域課題を共有しながら、解決策をともに考え、実現していける関係づくりを進めてまいります。地域包括ケアシステムを支えるパートナーとして、行政との連携をさらに深める体制づくりにも力を入れていきます。
また、介護支援専門員が安心して働き続けられる環境整備も重要な課題です。介護職員等処遇改善加算の対象拡大や処遇改善については、日本介護支援専門員協会が国に対し、さらなる待遇改善を強く要望しています。専門性に見合った評価や処遇は、質の高いケアマネジメントを継続していくためにも欠かせません。宮崎県介護支援専門員協会としても、現場の声を丁寧に集約し、日本介護支援専門員協会と連携しながら、介護支援専門員の処遇改善と職場環境の充実に取り組んでまいります。
これからも、会員の皆様に「協会に入っていて良かった」と感じていただける組織づくりを目指すとともに、地域住民、市町村、関係団体から信頼される協会を目指してまいります。
引き続き、皆様のご理解とご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
一般社団法人宮崎県介護支援専門員協会
事務局長 岡崎浩司










